救命救急センター
救命救急センター
救命救急センターは、厚生労働省に認可された救命医療施設で、現在全国に約230ありますが、当センターは158番目に認可され、山形県内には2施設しかありません。主に生命に危険を及ぼすような重症外傷、心臓疾患、脳血管障害、急性中毒など急を要する傷病者を専門に治療する部門です。重症外傷とは、交通事故や高所からの転落、刃物などで受傷した頭、頚、胸、腹、骨盤、大腿部などの損傷で、緊急手術や決定的な処置治療が必要な外傷です。また、急性心筋梗塞や心不全、脳出血や脳梗塞、肺炎、喘息の重積発作などの呼吸不全やショック状態のような瀕死の重症患者が対象となり、如何に救命するかが救命救急センターの使命です。
当センターに受診する傷病者は年間約23,000人と大変多く、特に日祝日には100人を越える受診者で大変混雑します。そのうち約3,300人が救急車で搬送されてきますが、住民への救急車の適正利用の啓蒙が奏功したのか、昨年は少しだけ減少しました。当地域においては、救急告示医療施設が当センターのみのため、救急車に収容された傷病者は、軽症、重症を問わずほぼ全例が当センターに搬送されます。また周辺に夜間診療を行う施設が無いため、地方型の救命救急センターの宿命として、時間外診療所、休日夜間診療所状態になっているのが現状で、全ての急患が当センターに来院するために混雑する原因になっています。
救命救急センターでは、本院(公立置賜総合病院)のスタッフが常時待機していて、全ての傷病に関して専門医の即時対応が可能な体制をとっています。しかし数日前や一ヶ月も前からの食欲不振、倦怠感などを訴えて当センターに受診希望する患者もいます。そのような例も含めて、軽症で受診される人は全受診者の約70%以上を占めていますが、軽症患者に手をとられて本来の救命治療の障害にならないようにしなければなりません。したがって住民には、かかりつけの開業医を持ち、まずそちらを受診して必要に応じて紹介を頂くような指導・啓蒙が必要です。
当センター前の駐車場の一角にはヘリポートが設置されていて、年間7~8例ですがヘリコプターによる搬送を受け入れています。置賜地域は吾妻、飯豊、朝日と蔵王連峰などに囲まれた盆地であるため、近年は高齢者のトレッキングや登山者が多く、その際に転倒、滑落事故での外傷患者に加え、脳卒中、急性心筋梗塞などの緊急治療を要する疾病の発症でヘリ搬送される患者も増え、救急搬送の時間短縮、救命率向上に一役かっています。
また、災害発生時の拠点病院としての訓練と、医療支援隊(DMAT)として現在17名が研修を修了して登録され、災害発生時にはいつでも出動できる体制で準備しています。
地域住民の方々には安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同研鑽しておりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。


≪当センターで参考にしている診療ガイドライン、業務マニュアル等≫
◇救急・集中治療ガイドライン(総合医学社)
◇救急診療ガイドライン(へるす出版)
◇呼吸管理プラクティカルガイド(へるす出版)
◇救急蘇生法の指針(日本医師会)
◇AHA心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン(日本蘇生協議会)
◇急性中毒標準診療ガイド(日本中毒学会)
◇呼吸管理プラクティカルガイド(へるす出版)
◇救急蘇生法の指針(日本医師会)
◇AHA心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン(日本蘇生協議会)
◇急性中毒標準診療ガイド(日本中毒学会)
医師紹介
| 写真 | 職 氏名 | 専門医・認定医などの資格 | 履歴 |
|---|---|---|---|
![]() | 救命救急センター長 いわや あきみ 岩谷 昭美 | 日本救急医学会(専門医) | 昭和50年 岩手医科大学 医学部卒 昭和54年 岩手医科大学 大学院卒 |
![]() | 副センター長 (兼)集中治療室長 さとう みつや 佐藤 光弥 | 日本救急医学会(専門医) 日本外科学会(指導医) 日本消化器外科学会(認定医) | 昭和53年 弘前大学医学部卒 昭和57年 弘前大学大学院卒 |
![]() | 医療情報部副部長 (兼)医長 つちや だいすけ 土谷 大輔 | 日本脳神経外科学会(専門医) 日本脳卒中学会(専門医) | 平成9年 山形大学卒 平成16年 医学博士 |
![]() | 内科(呼吸器)医長 (兼)医長 おさか だいすけ 小坂 太祐 | 日本内科学会(認定医) | 平成22年 山形大学大学院卒 |
![]() | 脳神経外科医師 (兼)医師 いたがき ひろし 板垣 寛 | 平成20年 山形大学卒 |
施設認定
日本救急医学会救急科専門医指定施設






