輸血部

輸血部の作業の様子

スタッフ・体制

輸血部長前田 邦彦 (兼病理科科長)
輸血副部長鈴木 郁子(内科(血液)科長)
スタッフ3名

部門の紹介

輸血部からのごあいさつ

輸血部は、平成14年度の病院機構の改定にともない、臨床検査科(現在、臨床検査部)・輸血室が発展する形で設置されました。
血液型などの輸血検査を行うだけでなく、輸血用血液製剤を管理保管して、院内およびサテライト施設の輸血医療を安全かつ無駄なく行うための輸血センターとして機能することが役割です。

認定等取得人数

認定・資格名認定学会、機関等人数
認定輸血検査技師日本輸血・細胞治療学会1名

輸血部の役割

安全な輸血

輸血過誤防止策を院内スタッフに周知徹底することはもとより、血液型、不規則抗体、交差適合試験などの輸血検査の自動化、輸血管理システム(コンピュータ管理)を導入し、多重的に人為的過誤の防止を図っています。また、放射線照射装置によるGVHDの予防などを行なっています。

適正な輸血

院内の輸血療法委員会とともに、自己血輸血を推進し、タイプ・アンド・スクリーンを導入して手術時の準備血液量や術中輸血量の適正化をはかり、血液製剤の備蓄量、廃棄量の削減に取り組んでいます。

血液製剤の一元管理

輸血用血液製剤の受注発注、保管管理、検査供給をすべて担当し、血液製剤を一元的に管理します。また、臨床検査部と合同で当直体制をとり、24時間いつでも輸血用血液製剤を提供できる体制をとっており、各サテライト施設への供給も担当しています。さらに、アルブミン製剤の一元管理により輸血管理料Iを取得しています。

細胞治療

末梢血造血幹細胞の採取・処理・保存・算定が可能な設備を備え、悪性腫瘍の患者さんに対する自己末梢血幹細胞移植にも参画できる体制にあります。

診療実績

輸血用血液製剤使用実績

令和3年度 同種血製剤

年間使用量C/T比
赤血球製剤3,663単位1.1
血小板製剤6,530単位
新鮮凍結血漿540単位
アルブミン製剤8812.5g

令和3年度 自己血製剤(200ml換算)

年間使用量
赤血球製剤58単位