公立置賜長井病院のお知らせ
安心と信頼の医療
地域とともに歩む病院
神経内科
診療科の紹介
神経内科(脳神経内科)は、脳・脊髄・末梢神経から筋肉まで、神経系全般の疾患を診療します。主な症状として、物忘れ、頭痛、手足の力の低下やしびれ、足のムズムズ感、ふらつきなどがあります。以下の疾患を中心に診療しています。
対象疾患
一般的な神経疾患:片頭痛、ムズムズ足症候群、パーキンソン症候群
脳血管障害後遺症:脳梗塞後遺症、脳血管リハビリテーションなど
神経難病:パーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、多発性硬化症など
特殊治療:ボツリヌス治療(痙縮に対する注射+リハビリテーション)
●脳卒中後、特に発症から半年から2年程度が経過すると、麻痺側の手や足が固くなり、関節を動かしづらくなる「痙縮」が現れることがあります。この痙縮は、日常生活やリハビリテーションを妨げるだけでなく、痛みや二次的な関節変形を引き起こす場合もあります。
このような痙縮に対するボツリヌス治療は、過剰に緊張している筋肉を選択的に緩めることで、動作の改善や痛みの軽減を目指す治療法です。当院では2週間の入院で治療後にリハビリテーションを併用することで、より効果的な結果が得られます。脳卒中後だからといってあきらめずに、一度ご相談ください。
そのほか、寝る前に両足のムズムズ感がある方、手の震えと動作緩慢の始まった方、ご家族から物忘れを指摘される方、慢性的な頭痛の方は、ぜひ神経内科を受診してみてください。紹介状はなくても結構ですが、お薬手帳や現在服用中の薬をご持参ください。
医師紹介
栗村 正之(くりむら まさゆき)
院長
資格
日本内科学会(総合内科専門医、指導医)
日本神経学会(専門医、指導医)
日本臨床神経生理学会(専門医、筋電図・神経伝導分野指導医)
日本脳卒中学会(専門医)
日本栄養治療学会(NST研修修了)
日本医師会産業医