総合診療科

診療科の紹介

総合診療科は、患者さまの多様な健康問題に対し、特定の専門領域にとらわれず、総合的かつ継続的な医療を提供する診療科です。一般的には、「かかりつけ医」をイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。 

日本は世界でも類をみない超高齢化社会といわれておりますが、年齢を重ねると複数の慢性疾患や怪我などの後遺症といった、様々な健康問題を抱える方が増えてまいります。  

近年益々医療が高度化・細分化していくなかで、こうした疾病構造の変化に専門診療科だけでは対応が困難な事例が増えています。総合診療科はこのような多疾患併存の患者さまや心理社会的な問題を抱える方にも対応してまいります。 

また、治療だけではなく予防接種の推進や介護相談、在宅療養のサポートなど、予防医療や福祉に関する相談にも応じます。患者さまお一人おひとりの背景や生活環境を考慮し、包括的な医療サービスを提供いたします。健康のことでご心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。 

対象疾患

生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症など)、肺炎・尿路感染・蜂窩織炎などの感染症、その他プライマリ・ケア疾患(慢性心不全、心房細動、慢性腎不全、気管支喘息、COPD、便秘症、逆流性食道炎、貧血、不眠症、過活動膀胱、骨粗鬆症、帯状疱疹、褥瘡、軽度の外傷 etc.) などに対応します。記載以外の疾患にも可能な限り対応いたしますが、診断・治療等において専門医の診療が必要と判断した場合には、専門科を紹介させていただきます。また、ご高齢の方などで複数の医療機関や診療科への通院が困難になってきたといった場合にもご相談ください。  

医師紹介


 荒木 有宇介(あらき ゆうすけ)

 総合診療科科長

 資格
  日本専門医機構(総合診療専門研修特任指導医)
  日本プライマリ・ケア連合学会(認定医)
  日本救急医学会(専門医)
  日本脳卒中学会(専門医)
  日本医師会(産業医)

 履歴
  平成23年 自治医科大学卒