手術支援ロボット hinotori 導入のお知らせ

 当院では、手術支援ロボットシステムの導入を検討し、2024年11月9日、国産の手術支援ロボットシステム「hinotori」を導入しました。山形県では、山形大学医学部附属病院、山形県立中央病院、日本海総合病院の3施設でアメリカ製の「ダヴィンチ」が導入されていますが、hinotoriは国内の約60施設で導入されている手術支援ロボットです。現在はシュミレーター及び実機によるトレーニングを行っており、2025年4月を目途に消化器外科と泌尿器科での導入を予定しております。その後、呼吸器外科や産婦人科などでも導入する予定です。

hinotoriの特徴

1.患者さんの侵襲が少ない

少ない傷口で済むため、術後の痛みも抑えられます。また、出血量や合併症のリスクも低くなるため入院期間も短くなります。

2.手術の安全性、正確性の向上

スマートなアームの動き、ドッキングフリーデザインによりすっきりした術野となります。また、狭い場所や深い場所へのアプローチも容易であり、臓器が入り組んだ場所でも自分の手を入れているような感覚で手術ができ、手術の正確性が向上します。

3.術者の負担軽減

サージョンコックピットのアシスト能力が高く、術者に負担のない操作姿勢に合わせることができ、安定した姿勢での手術を可能にします。また、長時間の手術であっても疲労感を軽減することができます。