栄養管理室

スタッフ・体制

栄養管理室長    水谷雅臣    
管理栄養士7名
事務補助員1名

栄養管理に係る専門資格等保持者 令和6年4月1日現在

日本糖尿病療養指導士6名
山形県糖尿病療養指導士2名
栄養サポートチーム専門療養士5名
栄養治療専門療法士(摂食嚥下専門療法士)1名
病態栄養学会認定NSTコーディネーター1名
病態栄養専門管理栄養士3名
がん病態栄養専門管理栄養士1名
人間ドック健診情報管理指導士1名

部門の紹介

令和6年度栄養管理室運営目標

チーム医療の一員として最適な栄養管理の実施と安全でおいしい食事の提供をします

目標の実現に向けて次のことを実践します

  1. 栄養管理を充実させます
  2. 栄養管理の知識技術向上を目指します
  3. 安全でおいしい食事を提供します

入院患者さんに1日約900食、食事の種類は約200種類を治療の一環として提供しています。

栄養管理体制について

当院の栄養管理についてはこちらをご覧ください。

栄養ケアの実際

当院の栄養ケアについてはこちらをご覧ください。

食事療法について知りたいときは

個人指導(外来・入院) 月曜日~金曜日

  • 予約制です。外来個人指導は外来日当日にも指導できます。
  • 主治医の指導依頼書が必要になりますので、主治医にご相談ください

集団指導:糖尿病教室

  • 糖尿病の食事についてのお話:毎週水曜日10時~
  • 栄養士以外にも、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・リハビリスタッフによる教室もございます。
  • 予定・内容は変更となる場合もございます。病棟・外来スタッフにご確認ください。
指導の様子

入院中の食事について

当院は患者給食業務を日清医療食品(株)仙台支店に全面委託しています。
厚生労働省通達の「大量調理施設衛生管理マニュアル」に基づき、安全でおいしい食事の提供を目指しています。

1.食事の種類について

院内約束食事箋はこちら

入院中の食事は大きく「一般食」と「特別食」に分けられます。
一般食とは特に食事制限を必要とされない方に提供される食事です。
特別食とは病気の治療のために必要な食事のことで、医師の指示により提供される食事です。

調理の様子1
調理の様子2
一般食
  • 成人食ⅠⅡ、産婦食、妊娠悪阻食、検査遅食
  • 軟菜食、5分菜食、3分菜食、きざみ食、きざみとろみ食、ミキサー食
  • 流動食
  • 嚥下訓練食(嚥下開始食0(日本摂食嚥下リハビリテーション学会分類0j)、嚥下食1(1j)
  • 嚥下食2(2-1)、嚥下食3(3))
  • 幼児食、小学生食、中学生食、離乳食
  • 食欲不振食(さわやか食、プチセレクト食)
特別食
食事の種類対象となる疾患特徴
エネルギーコントロール食糖尿病、肥満、脂質異常症、痛風1200kcal~2300kcal/日。身長・身体活動量等により指示されます。
心臓疾患減塩食心疾患塩分制限食
妊娠高血圧食妊娠高血圧症候群エネルギー・塩分制限食
慢性腎臓病食腎不全(保存期)たんぱく質・塩分制限食
透析食腎不全(透析)たんぱく質・塩分制限食
肝胆膵食膵炎、肝炎、胆嚢炎、膵炎回復期 肝性脳症、慢性肝炎、肝硬変脂肪を制限(2~30g/日)した食事
潰瘍・潰瘍性大腸炎食潰瘍刺激物を除いた消化の良い料理
クリーン食無菌治療室無菌治療室で治療の患者に提供
消化管術後食消化管術後消化管術後に対応した食事
貧血食貧血鉄強化食品を付加した食事
低残渣食検査食物繊維の多いものを除いた食事
検査食大腸X線、大腸内視鏡検査大腸検査用市販食品を使用
うなぎの蒲焼
焼きそば

※一般食の方には選択メニューの提供もございます。
ラーメンやパスタなどが選択できます!

ナポリタン
食事の形態について

こちらをご覧ください

2.食事サービスについて

食事時間 朝食:7時50分 昼食:12時 夕食:18時 
食事は保温保冷配膳車により、あたたかい料理はあたたかく、冷たい料理は冷たい温度で提供いたします。

病院の食事は病室または各階にあります病棟食堂で召し上がれます。

病態や嗜好を考慮し、必要に応じて個別に食事調整をしています。
治療に支障がない範囲で下記の対応を行っております。

  1. 主食の種類を、ご飯・やわらかご飯・お粥から選択でき、量の調節にも対応しています。また食欲のない方にはパン・麺・おにぎりから選択できます。
    調整も対応しています。
  2. 昼食にはヨーグルトが付きますが、食種に応じて別のものが付きます。その他、ヤクルト・ジュース・ゼリー・牛乳から選択できます。
  3. 食物アレルギーに対応しています。
  4. 特別な事情(宗教上の理由、ベジタリアン等)で食べられる食品が限られている方に可能な限り対応いたします。

当院では入院中の食事に、はし・スプーンを準備しております。ただし、特殊なはしスプーン等を使用している方や、幼児の場合はご持参ください。
詳細は令和2年度栄養管理室だよりをご参照ください。

栄養管理室だより

3.特徴ある食事の提供

食欲不振に対応した食事

がん化学療法、放射線療法や妊娠悪阻等により、食事がとれない方に対応した食事を提供しています。さわやか食、プチセレクト食、お試し食があります。
こちらをご覧ください

嚥下障害に対応した食事

こちらをご覧ください

自慢の献立

患者さんの声を食事作りに生かし、より満足していただける食事を提供できるよう、管理栄養士・栄養士・調理師が協力し合いながら、献立の改善や調理にあたっております。
入院生活でも季節感を味わうことができるような食事や、地域の特色を生かした食事を提供できるようにしています。食材は山形県産および地元の食材を使用するように心がけております。

地産地消メニュー

  • ごはん(置賜産はえぬき使用)
  • 置賜郷土料理 にしんの天ぷら
  • 長井産 さといもサラダ
  • 南陽産菊と白鷹町小松菜のくるみ和え
地産地消メニュー

和牛の牛丼

国産和牛は牛丼のほか、いも煮やビーフストロガノフなどにも使用しています。
開院記念日(11月1日)には、置賜特産の米沢牛を使ったいも煮を提供しております。

和牛の牛丼

冷たいラーメン

山形発祥の冷たいラーメンです。暑い時期の大人気メニューです。

冷たいラーメン

出産お祝い膳

出産されたかたには出産お祝い膳を昼食時に提供しております。

出産お祝い膳

(株)ヤクルト発行情報誌「ランチライフ」に掲載されました。

ランチライフの記事

これからも安全を第一に満足度の高い食事を提供できるよう努めてまいります。

当院の食事のおすすめ人気メニューをご紹介しています

くわしいつくり方の動画はこちらです。

NST(栄養サポートチーム)活動について

NST(栄養サポートチーム)とは、患者さんに対して最適な栄養療法を提供するために、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士など多職種で構成された医療チームのことです。 
平成18年5月に入院患者の栄養管理を行うために設置されました。現在、日本栄養治療学会(JSPEN)と日本栄養療法推進協議会(JCNT)からNST稼働施設認定を受け活動しています。
当院のNSTチームは中枢神経系嚥下グループ、摂食嚥下リハグループ、低栄養・静脈経腸栄養グループの3チームに分かれて専門的なサポートを行っております。

NSTの詳細に関してはこちら